SANKO MARKETING FOODSは、水産物卸の綜合食品を5700万円で全株式取得し、子会社化することを決定した。これにより、豊洲市場の集荷・分配機能を獲得し、水産事業の基盤強化を図る。綜合食品は豊洲市場で7社しかない水産物卸売会社の1社で、全国の産地との間に立ち、首都圏を中心に魚卵、サケ、マス、しらす干し、冷凍魚、合物(干魚類)などを取り扱っている。SANKOは、居酒屋「金の蔵」などを展開しているが、新事業として水産業を育成中であり、これまでに沼津我入道漁業協同組合や地方卸売市場沼津魚市場の買参権を取得し、海商を子会社化している。M&Aアドバイザーとしては、SANKOの水産事業の拡大に向けた戦略的なM&Aを支援することが求められる。