NTTデータによるエヌジェーケーへのTOB実施について
TOBの概要
NTTデータは、ソフトウエア開発企業であるエヌジェーケーに対しTOB(株式公開買い付け)を実施し、同社を子会社化することを決定しました。対象となる株式はエヌジェーケーの株式51.54%にあたり、総額28億2800万円で取得する予定です。これにより、NTTデータはエヌジェーケーをグループ傘下に迎え、相乗効果を生み出すことを狙っています。
買付価格とプレミアム
買付価格は1株あたり400円で、公表前営業日である2009年12月18日の終値214円に対して86.92%のプレミアムが加えられました。買付予定数は707万1000株となっています。この価格設定により、エヌジェーケー株主にとっては魅力的なTOBとなる可能性があります。
買付期間と決済日
買付期間は2009年12月22日から2010年2月22日までで、決済の開始日は同年3月1日とされています。期間内に応募した株主に対しては、買付決済開始日以降、順次決済が行われる予定です。
上場維持と協力関係の強化
エヌジェーケーはTOB成立後も東証2部の上場を維持し、引き続き上場企業としての活動を続ける方針です。NTTデータとエヌジェーケーは、もともとソフトウエア開発分野で協力関係にありましたが、今回の子会社化によって開発ノウハウや人材などの経営資源が相互補完され、更なる事業基盤の強化が期待されています。
株式会社M&A Doの紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることが強みのM&Aコンサルティング企業です。経験豊富なスタッフが豊富な情報網を活用し、それぞれの企業の特性に合わせた柔軟なサポートを提供いたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。