NTTは、不動産開発会社のエヌ・ティ・ティ都市開発を子会社化するためのTOBを決議した。NTTはエヌ・ティ・ティ都市開発の筆頭株主であり、買付価格は1株あたり1680円で、最大で約1800億円の買付代金がかかる。買付期間は2018年10月16日~11月27日で、成立すればエヌ・ティ・ティ都市開発の上場は廃止となる。NTTは、グループ全体で保有不動産の活用を進め、不動産事業を通信事業に次ぐ新たな収益源として育てる計画だ。M&Aアドバイザーとしては、NTTが不動産事業に注力することで、グループ全体の収益性向上につながると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。