NECがスイスの金融ソフトウェア企業、アバロック・グループを2360億円で買収することを発表した。アバロックは金融機関向けソフトウェア事業を展開し、世界30カ国150社で顧客を抱え、金融資産管理向けソフトウェアでは欧州・アジア太平洋地域でトップクラスのシェアを持つ。NECはアバロックのソフトウェアと、生体認証、AI技術、ブロックチェーン技術などを組み合わせ、新たな金融サービスの開発を目指す。M&Aアドバイザーとしては、金融DX領域での事業強化につながる買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。