NEC傘下のNECエンベデッドプロダクツの全株式を取得し、子会社化することを決めたメイコー。EMS事業の強化を狙い、開発・設計から量産までの一貫受託に強みを持つNECエンベデッドを傘下に取り込むことで、高付加価値の電子製品までの提案型事業体制の実現を目指す。取得価額は112億円で、取得予定日は2022年10月1日。
M&Aアドバイザーとしてのコメント：メイコーのEMS事業の強化に向けた取り組みとして、NECエンベデッドプロダクツの買収は戦略的な一手と言える。今後は、両社のシナジー効果を最大限に引き出し、市場競争力の強化につなげることが求められる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。