LINEとLINE Digital Frontier(LDF)の株式譲渡事例について
LINE株式会社は、電子コミックサービス「LINEマンガ」を展開する子会社であるLINE Digital Frontier(LDF、東京都新宿区)の株式70%を、米国に拠点を置くWebtoon Entertainment Inc.(Webtoon Ent)に譲渡することを決定しました。これにより、Webtoon EntはLDFの株式を100%保有することになります。譲渡価額は非公表で、譲渡時期は2020年8月上旬とされておりましたが、実際の譲渡日は2020年8月3日となりました。
LDFの概要
LDFは、電子コミックサービス「LINEマンガ」を中心に事業を展開しており、直近の業績としては売上高61億6000万円、経常利益22億6000万円、純資産105億円を計上しています。現在は東京都新宿区に本社を構え、LINE株式会社の子会社として成長を続けてきました。
譲渡の背景と狙い
Webtoon Entは韓国と米国で電子コミックサービス「WEBTOON」を展開しており、世界的に認知度の高いプラットフォームを保有しています。今回の譲渡により、Webtoon Entの電子コミックサービスとLDFの「LINEマンガ」が統合され、両社のリソースが効果的に活用されることで、電子コミック事業をグローバル規模で拡大させる狙いがあります。また、LINE株式会社はLDFの株式譲渡に伴い、Webtoon Entの株式を取得する予定で、その所有割合は33.4%となる見込みです。
株式会社M&A Doの紹介
株式会社M&A Doは、売り手企業様からは手数料を一切いただかず、譲渡後の資産を最大化することに強みを持っています。M&A検討時には専門家によるきめ細かなサポートを行い、円滑かつ最適な譲渡が実現できるように支援いたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。