KDDIは、LDF合同会社を通じてカブドットコム証券にTOBを実施し、上場廃止となる。TOB後は「auカブコム証券」に社名変更し、スマートフォンユーザーのネット取引を狙う。買付価格は1株559円で、買付予定数は1億5687万4431株で、買付総額は約880億円。買付期間は2019年4月25日~6月13日。
M&Aアドバイザーのコメント:KDDIグループが金融サービス強化の一環としてカブドットコム証券を買収することで、スマートフォンユーザーに向けたネット取引の拡大を目指す戦略が見える。今後、金融業界においてもテレコム企業の参入が増えることが予想される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。