JVCケンウッドの携帯電話販売代理事業譲渡について
JVCケンウッドは、携帯電話の販売代理事業を手がけるケンウッド・ジオビット(東京都渋谷区。売上高136億円、営業利益2億5200万円、純資産5億6900万円)の全株式をノジマへ譲渡すると発表しました。譲渡価額は32億円で、2014年3月中旬の譲渡を予定しています。これはJVCケンウッドが進める事業ポートフォリオの見直しの一環として行われるものです。
譲渡対象の会社概要
譲渡の対象となるケンウッド・ジオビットは、携帯電話販売代理事業を展開しており、東京都渋谷区に本社を置いています。売上高136億円、営業利益2億5200万円と一定の事業規模を持っており、純資産額は5億6900万円です。JVCケンウッドにとってはグループ全体のポートフォリオ再編に合わせてノジマへの株式譲渡を決めたと考えられます。
譲渡の背景と目的
今回、JVCケンウッドが事業ポートフォリオの見直しを進める中で、同社の携帯電話販売代理事業が必ずしもグループの主力事業に当たらないという判断があったものと思われます。ノジマは家電量販店として携帯電話販売事業の拡大を目指しており、ケンウッド・ジオビットの買収によって事業強化を図る狙いがあると推測されます。
今回の譲渡は、ノジマにとっては携帯販売事業のさらなる拡大が見込まれる一方、JVCケンウッドとしては中核事業に経営資源を集中させるメリットが期待できます。譲渡価額は32億円と発表されていますが、詳しい条件については公開されておらず、譲渡後の具体的な施策についても今後の動きが注目されます。
株式会社M&A Doについて
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかないことを強みとしており、売主様の譲渡後の資産を最大化できるサポートを行っております。事業譲渡や株式譲渡など、幅広いM&Aに関するご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。