JVCケンウッドは、米国子会社Zetronの全株式を豪州のCodan Limitedに譲渡することを決定した。譲渡価額は約49億8000万円で、2021年4月末に完了予定。JVCケンウッドは、Zetronの通信指令・管理システムを自社の無線端末と組み合わせて提供してきたが、市場ニーズの変化に直面していたため、事業再構築の一環としてZetronの位置づけを見直した。M&Aアドバイザーとしては、JVCケンウッドが事業再構築を進める中で、自社の強みを見極め、より効率的な事業展開を目指す姿勢が評価される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。