JT、バングラデシュのアキジ・グループのたばこ事業を1645億円で買収へ。バングラデシュは世界第8位の市場規模で、アキジ・グループは20％のシェアを持つ。買収は2018年7～9月期に完了予定。先進国での需要縮小に対し、新興国でのM＆Aを積極展開。

JTがバングラデシュのたばこ会社Akij Groupのたばこ事業を1645億円で買収することを発表した。バングラデシュは世界第8位の市場規模で、アキジ・グループは同国で第2位のシェアを持つ。買収は2018年7～9月期に完了する見通し。JTは先進国でのたばこ需要の縮小に対し、新興国でのM＆Aを積極的に展開している。M&Aアドバイザーとしては、JTのグローバル展開に注目し、今後も新興国でのM＆Aが続く可能性があると考えられる。

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。