JALCOホールディングスによるSUNTAC譲渡事例について
JALCOホールディングスは、2023年10月24日付でパチンコホール向け機器を開発・製造する子会社SUNTAC(愛知県江南市)の全株式を、同社社長である中原大輔氏に譲渡いたしました。JALCOは2020年10月にサン電子の傘下だったSUNTACを子会社化しておりましたが、SUNTACの業績が製品販売の遅れや管理遊技機導入時期の延期などにより想定を下回り、グループ既存事業との相乗効果を見いだしにくい状況にあったため、今回の譲渡に至ったとされています。譲渡価額は1億390万円とのことです。
SUNTACの概要
SUNTACは愛知県江南市に本社を置き、主にパチンコホール向けの機器開発・製造を行う企業です。売上高は5億4800万円、営業利益は3670万円、純資産は1億300万円を計上しており、今回の譲渡によって経営体制が変更となりました。
譲渡の背景と理由
JALCOホールディングスは、当初SUNTACをグループの新たな事業の一翼とする予定でした。しかし、製品販売の遅れや管理遊技機の導入時期が延期されるなどの要因で、業績が想定よりも伸び悩みました。また、既存事業とのシナジーが見込みづらい状況となっていたことから、株式譲渡に踏み切ったと報道されています。
今後の展望
株式譲渡後は、SUNTACは中原氏の主導のもとで経営を継続する見込みです。これまで培ってきた技術やノウハウを活用し、パチンコホール向け機器の開発・製造分野での更なる成長が期待されます。
株式会社M&A Doのご紹介
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株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。