IGポートは子会社のジーベックの映像制作事業を、サンライズに譲渡することを決めた。ジーベックはアニメーション制作を主力とするが、赤字が長期化し、収益分配を得る版権事業でも補填できない状況が続いていた。業績は売上高17億8000万円、売上総利益△1億6400万円。譲渡価額は未確定で、譲渡予定日は2019年4月1日となっている。
M&Aアドバイザーのコメント:ジーベックの業績不振による譲渡は、IGポートの経営戦略の一環として行われたものと思われる。今後は、サンライズがジーベックの事業を引き継ぎ、どのような成果を出すかが注目される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。