阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)と関西を地盤とする中堅スーパーの関西スーパーマーケットは2022年2月1日に経営統合することを発表した。中間持ち株会社を置き、H2Oグループのイズミヤ、阪急オアシスのスーパー2社と関西スーパーを配置する。3社合計の売上高は3700億円を超え、スーパーとして関西トップの地位を確立する。経営統合にあたっては関西スーパーがイズミヤ、阪急オアシスの両社を株式交換で子会社化する。H2Oは中間持ち株会社の株式58%を持ち、主導権を握る。株式交換は12月15日に実施される予定。

M&Aアドバイザーとしてのコメント:この経営統合により、関西地域におけるスーパーマーケット業界の競争構造が大きく変化することになる。H2Oグループは、イズミヤや阪急オアシスとの資本業務提携を通じて、プライベートブランド商品の開発や共同物流、調達コスト改善、共通ITシステ