GMOインターネットによるFXプライムの子会社化について

GMOインターネットは、外国為替証拠金取引(FX)会社であるFXプライム(ジャスダック上場)をTOB(株式公開買い付け)によって子会社化すると発表しました。今回のTOBは、GMOインターネットの完全子会社であるGMOクリックホールディングス(東京都渋谷区)が実施し、FXプライムの親会社である伊藤忠商事の所有株式(所有割合56.4%)を取得する予定です。

TOB実施の背景と目的

FXプライムは今回のTOBに賛同を表明しており、買付株数に上限が設定されていないことから、TOBの結果によってはFXプライムが上場廃止となる可能性があります。GMOクリックホールディングスは株取引やFX事業を手がけるGMOクリック証券(東京都渋谷区)の持ち株会社であり、上場企業であるFXプライムを子会社化することで、ブランド力や信用力の向上、顧客基盤の充実、そして収益性の強化を図る狙いがあります。

TOBの詳細条件

買付価格と期間

TOBの買付価格は1株あたり410円で、TOB公表前営業日の対象株式の終値195円に対して110.26%のプレミアムが加えられています。買付期間は2012年8月24日から9月12日までで、決済の開始日は9月20日となっています。

買付予定数と買付予定額

買付予定数は809万9910株、下限は456万8500株とされ、下限を下回る場合は買い付けを実施しない予定です。買付予定額は最大で33億2096万3100円になる見込みです。

今後の見通し

今回のTOBでFXプライムが子会社化されることで、GMOクリックホールディングスはFXや株取引の事業をさらに強固なものとし、グループ全体として一層の成長が期待できます。一方、FXプライムの上場廃止の可能性もあるため、投資家にとっては今後の株価動向や上場維持の状況を注視する必要があるでしょう。

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