GFAによるGCM S1証券の子会社化について
GFAは10日、貸付型クラウドファンディング事業や有価証券型ファンド持ち分の販売などを手がけるGCM S1証券(東京都港区。売上高2810万円、営業利益△383万円、純資産5080万円)の株式51%を株式交付の手続きで取得し、子会社化すると発表いたしました。今回の子会社化は、GCM S1証券が保有する金融ライセンスと実績を活用し、ファンド商品の組成や販売による収益向上を目的としています。
子会社化の背景と狙い
GCM S1証券が有する金融ライセンスは、ファンド商品の組成・販売などの事業拡大にとって大変重要な資産です。GFAは今回の子会社化によって、資金調達や営業面で効果的なシナジーを生み出し、さらなる事業拡大を目指しています。
株式交付による資金繰りの確保
株式交付に際しては、GCM S1証券の株式1株に対してGFAの0.96株を割り当てる手続きが用いられます。これによって、現金支出を抑制しながら子会社化が可能となり、資金繰りに余裕を持たせる戦略が取られました。GFAは安定した収益基盤を構築するとともに、企業価値のさらなる向上を図るとのことです。
取得予定日と今後の展望
株式取得予定日は2024年10月10日と発表されており、これによりGFAはGCM S1証券の持つ金融ノウハウを最大限に活用し、ファンド商品の構築・販売で収益を強化すると期待されています。今回の取引は、営業力強化を柱とした長期的な経営戦略の一環と考えられています。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できるところが強みです。M&Aのプロフェッショナルとして、売り手・買い手双方にとって最善のソリューションを提供し、スムーズな事業承継や企業価値向上を実現いたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。