ゲンダイエージェンシーは、シンガポール子会社のGDLH Pte.Ltd.の全株式を個人投資家に譲渡することを決定した。GDLHは債務超過状態であり、譲渡価格は400米ドル。譲渡予定日は2020年3月中で、2020年3月期決算に関係会社売却損として約1億3800万円を計上する。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:GDLHの債務超過状態により、ゲンダイエージェンシーが全株式を譲渡することを決定したことは理解できる。しかし、譲渡価格が低いことや売却損の計上が必要となることは、M&Aの成功には必要な要素ではない。今後は、より効果的なM&A戦略を検討する必要がある。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。