GCAによる英Stella EOC Limitedの全事業買収について
GCAは14日、独立系M&Aアドバイザリー会社である英Stella EOC Limited(ステラ社、売上高26億5000万円、営業利益3億9800万円、純資産3億8500万円)の全事業を買収すると発表しました。クロスボーダー(国際間)のM&A案件が増加・大型化している昨今、その需要に応えるための体制強化を目的としています。
背景と目的
GCAは2016年に有力M&Aアドバイザリー会社の英アルティウム(現GCAアルティウム)を傘下に収めています。これに続く今回のステラ社買収によって、これまで手薄だった北欧(スカンディナビア)も含めた欧州での事業基盤を拡充し、グローバルなM&Aアドバイザリー体制を強化する狙いがあります。
買収のスキーム
ステラ社は全事業を移管するために新会社(新ステラ)を設立し、GCAが新設した子会社GB(東京都千代田区)が現物出資によって新ステラの全株式を取得。そのうえで、GCAを完全親会社、新ステラを傘下に収めたGBを完全子会社とする株式交換を実施する予定です。現物出資の払込期日は2020年4月4日、株式交換は4月6日に行われる予定と発表されています。
今後の展望
今回のステラ買収により、GCAは世界14カ国25拠点で400人超のM&Aプロフェッショナルを擁する規模となり、さらに幅広いエリアでのM&A支援が可能になります。欧州全域をはじめ、国際的なクロスボーダー案件にも一層対応できる体制を整えることが期待されています。
株式会社M&A Doのご紹介
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株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。