GA technologies、タイにおける不動産事業を取得
GA technologiesは、今後設立するタイの新会社を通じて、現地で日本人駐在員向け不動産賃貸仲介事業を手がけるDear Life Corporation Ltd.(以下、DLC)の事業を取得することを決めました。対象事業の直近の売上高は2億4600万円で、取得価額は6億円、取得予定日は2022年5月1日です。これに合わせて同日付で、DLCの親会社であるDLホールディングス(東京都千代田区)を株式交換により子会社化し、タイの不動産市場への早期進出を目指します。
取得の背景と狙い
GA technologiesは、東南アジア地域への事業展開に注力しております。今回のDLC事業取得によって、タイの不動産市場に早期進出すると同時に、東南アジア地域全体への展開を図るねらいです。DLCは2012年に設立され、タイで主に日系大手企業の駐在員を顧客とした不動産賃貸仲介事業を展開しており、サービス利用者は累計1万2000人以上、年間取扱件数は1800件以上と、タイにおける日本人向け賃貸仲介ではトップシェアを持っています。
株式交換比率と取得予定日
GA technologiesとDLホールディングスの株式交換比率は1:35.23で設定されています。取得予定日は2022年5月1日で、この日付をもって正式にDLCの事業がGA technologiesの傘下となり、DLホールディングスはGA technologiesの子会社化されることになります。
追記事項
2022年5月2日の発表によると、予定どおり5月1日付で取得が完了しました。受け皿となったタイの新会社は「RENOSY (Thailand) Co., Ltd.」(バンコク)です。これにより、GA technologiesはタイにおける賃貸仲介事業をさらに強化すると見込まれています。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかずにM&Aの支援を行っております。売主様が譲渡後に最大限の利益を得られるようにサポートすることを強みとしております。今後の事業譲渡やM&Aをご検討の際には、ぜひご相談ください。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。