GA technologiesが米国子会社を通じてRW OpCo, LLCを子会社化
不動産テック企業として知られるGA technologiesは、米国子会社を通じて現地で賃貸管理や投資不動産のマーケットプレイス事業を手がけるRenters Warehouse(ミネソタ州)を傘下に持つRW OpCo, LLC(デラウェア州)の全株式を取得し、子会社化することを決定しました。取得価額は約16億6200万円で、取得予定日は2024年3月1日となっています。
RW OpCo, LLCの概要
RW OpCo, LLCは、売上高40億9000万円、営業利益△5億3800万円、純資産△9800万円を計上している企業で、Renters Warehouseを中心に全米41拠点で不動産賃貸管理や賃貸・売買仲介を行っています。Renters Warehouseは2007年に創業され、ネットを活用した不動産管理を強みとしています。
狙いと背景
今回の子会社化によって、GA technologiesは北米での市場シェア拡大や優良顧客の獲得、さらにはサービス範囲の拡大を目指しています。Renters Warehouseの既存ネットワークやノウハウを取り込むことで、同社の強みである不動産テックの領域をさらに広げていく方針です。
北米市場でのシェア拡大
Renters Warehouseはすでに全米41拠点を展開しており、その拠点数と実績を活かすことで、GA technologiesは北米のさらなる顧客獲得が期待できます。ネットを活用した賃貸管理や投資不動産関連サービスを強化し、北米全域での販売力やブランド力を高める見込みです。
サービス範囲の拡大
Renters Warehouseが保有する賃貸管理やマーケットプレイス事業のノウハウを取り込むことで、GA technologiesは不動産の売買や賃貸など幅広い領域においてサービスの選択肢や付加価値を提供できるようになります。これにより顧客満足度の向上や新規顧客の創出が見込まれます。
今後の見通し
現地で強固なネットワークと実績を持つRenters Warehouseを子会社化することで、GA technologiesは国内外双方の投資家や物件オーナーに対して付加価値の高いサービスを提供していくことが期待されます。両社のシナジーを最大化することで、グローバル市場でのプレゼンス向上を図る方針です。
株式会社M&A Doのご紹介
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株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。