FHTホールディングスが中国子会社3社を譲渡
譲渡先と譲渡理由
FHTホールディングスは、中国でヘルスケア事業を手がける吉奥莱科特医疗健康科技(上海)有限公司(上海市。売上高2920万円、営業利益△6180万円、純資産△5900万円)など現地子会社3社を、マレーシアの貿易会社APEX TRADING CO. LTD.に譲渡することを決定しました。新型コロナウイルス感染拡大に伴う業績不振が深刻化したため、中国でのヘルスケア事業から撤退する判断に至ったものです。
譲渡の内容
譲渡対象子会社
100%出資する「吉奥莱科特医疗健康科技」に加えて、50.9%を出資する「上海蓉勤健康管理有限公司(上海市。売上高0円、営業利益△1420万円、純資産△1140万円)」と「栖霞市东明置业有限公司(山東省。売上高454万円、営業利益△3650万円、純資産△6万4000円)」の全持ち分が譲渡対象となります。
譲渡価額とスケジュール
譲渡価額は合計2億1000万円で、譲渡予定は2021年6月下旬とされていました。FHTホールディングスは子会社を通じて、中国で医療技術に関する開発・コンサルティングや高齢者向けの養老サービスなどを手がけてきましたが、今回の譲渡で中国ヘルスケア事業から撤退いたします。
追記事項
2021年6月8日付けで譲渡代金の入金が確認できたと発表しています。今回の譲渡により、FHTホールディングスは業績の回復を図るとともに、新型コロナウイルス感染拡大によって影響を受けた事業の再構築を進めるものと思われます。
株式会社M&A Doのご紹介
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株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。