FHTホールディングスは、中国でのヘルスケア事業から撤退するため、現地子会社3社をマレーシアのAPEX TRADING CO. LTD.に2億1000万円で譲渡することを決定した。譲渡予定は2021年6月下旬で、譲渡するのは吉奥莱科特医疗健康科技、上海蓉勤健康管理、栖霞市东明置业の全持ち分。M&Aアドバイザーとしては、FHTホールディングスが業績不振に陥ったことで、戦略的な撤退を決断したことは賢明な判断であると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。