ETSホールディングスは、送電線工事の中央電氣建設を全株式取得し、子会社化することを決めた。取得価額は非公表で、取得予定日は2022年6月1日。中央電氣は四国電力を主要顧客とし、送電線工事で実績を持つ企業である。また、同社は5月9日に同業の電友社を子会社化している。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:ETSホールディングスは、中央電氣建設の取得により、送電事業における相乗効果を期待しているとのことである。今後、同社の業績向上につながることが期待されるが、M&Aにおいては、取得価格や財務面の課題など、慎重な検討が必要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。