ENEOSホールディングスは、NIPPOに対してTOBを実施し、買付代金は約2048億円。NIPPOはTOBに賛成し、買付価格は1株4000円。TOB成立後、NIPPOはENEOSが保有する株式を1株2859円で自社株買いし、キャッシュフローの改善や次世代エネルギー供給事業への投資に充てる。ENEOSとゴールドマン・サックスはNIPPOの企業価値を高め、再上場を目指す。M&Aアドバイザーとしては、ENEOSとゴールドマン・サックスの戦略が成功することを期待する。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。