ENEOSホールディングスは、チリのカセロネス銅鉱山を運営する子会社の株式51%をカナダのLundin Mining Corporationに約1246億円で譲渡することを発表した。譲渡により、資源事業のリスクを抑制し、成長分野に経営資源を集中させる。譲渡予定は2023年6月で、譲渡に伴い約700億円の損失を計上する。今後、株式19%を追加譲渡し、最終的な譲渡割合は70%とする。Lundinは世界各地で鉱山経営を手がけるLundinグループの主力企業の一つである。M&Aアドバイザーとしては、ENEOSの成長戦略に合致する譲渡となり、今後の成長に向けた資源の集中投資が期待される。