ウェブクルーエージェンシーの全株式を取得し子会社化した事例について
Eストアーは、NFCホールディングス傘下のウェブクルーエージェンシー(東京都渋谷区。売上高33億8000万円、営業利益5900万円、純資産3億3200万円)の全株式を取得し、子会社化することを決定しました。ウェブクルーエージェンシーはウェブ広告代理業を営んでおり、今回の買収によってEストアーのサービス領域がさらに広がる見通しです。
今回の買収の背景
EストアーはEC(電子商取引)支援サービスを主力としており、オンライン上での商品販売を支援するソリューション提供に注力しています。近年のEC市場の拡大に伴い、より多角的なサポートが求められるようになり、ウェブ広告やマーケティングに強みを持つ企業との連携が重要になっていました。その環境下で、広告代理機能の強化を図るためにウェブクルーエージェンシーの子会社化を進めたと考えられます。
過去の買収事例
今回の買収に先駆けて、Eストアーは2020年1月末にヤフー子会社でECサイト構築ソフト開発のコマースニジュウイチ(東京都港区)の全株式を約13億円で取得し、既に傘下に収めています。ECサイト構築ソフトのノウハウを取り込み、さらにウェブ広告戦略を内製化・強化することで、EC支援サービスに幅広いバリューを提供することが狙いとみられます。
取得価額と取得予定日
ウェブクルーエージェンシーの取得価額は4億400万円とされています。取得予定日は2020年3月2日であり、手続きが完了すればEストアーの子会社として本格的に事業展開を進めていく予定です。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることを強みとしているM&Aアドバイザリー企業です。専門的な知識と実績を活かし、スムーズかつ最大限の成果を得られるM&Aをご提案いたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。