DIC、プラスチックパレット事業の一部譲渡を決定

2010年にDICは、荷役作業などに使用するプラスチックパレットの販売事業の一部と、同製品を製造する子会社である日本プラパレット(長野県上田市)を、プラスチック物流資材メーカーの三甲(岐阜県瑞穂市)に譲渡することを決議しました。この決定の背景や狙いなどを以下にまとめます。

譲渡の背景と理由

DICは中期経営計画の中で、コア技術を活用した製品による付加価値増大や、顧客へのソリューション提供を通じた収益拡大を目指しています。しかし、プラスチックパレット事業についてはコア技術を活用できる余地が少ないと判断し、同分野で継続的に強みを発揮することが難しいとの理由から譲渡を決めました。

譲渡対象

今回譲渡対象となるのは、プラスチックパレットの販売事業の一部と、日本プラパレット(売上高79億1000万円、営業利益1億2400万円)の全株式です。譲渡先は三甲で、譲渡価額は非公表とされています。

譲渡日程

譲渡予定日は2010年12月9日になっており、それまでに譲渡手続きが完了する予定です。

今後のDICの展望

DICは、幅広い分野で新たな価値を提供する化学メーカーとして、コア技術のさらなる強化やソリューション提案力の向上によって、収益の拡大を進めていく方針です。今回の事業譲渡を機に、コア技術を活かした新たな事業領域や製品開発に一層注力するとみられます。

株式会社M&A Doのご紹介

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