DICによるBASF社保有の顔料事業買収について
DICは、ドイツの大手化学メーカーBASF社が保有する顔料事業を担うドイツのBASF Colors & Effects GmbHや米国のBASF Colors & Effects USA LLCなど、合計18社の株式を取得し、子会社化することを決定いたしました。これら買収対象企業の売上高は約1170億円、純資産は約1043億円とされております。
本件買収の背景
DICは有機顔料とエフェクト顔料(アルミ顔料)で高い技術力を持っており、買収対象企業は高級顔料や化粧品向けのエフェクト顔料、特殊無機顔料で優れた技術を保有していることが特徴です。両社の事業内容には重複が少なく、製品補完性が非常に高いことから、DICは買収を決断しました。
買収額と取得スケジュール
取得価額は1162億円と公表されており、当初は2020年末の取得完了を予定していました。しかし、2020年10月28日に取得予定日を2021年第1四半期中に延期すると発表し、その後2021年6月3日に、2021年6月30日に取得手続きを完了する見通しであることが公表されました。
追記事項
- 2020/10/28:取得予定日を2021年第1四半期中に延期すると発表
- 2021/6/3:2021年6月30日に取得手続きを完了予定と発表
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できる点を強みとしているM&A支援企業です。企業売却を検討されている方々にとって、安心してご相談いただけるパートナーを目指しております。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。