Denkeiによる新栄電子計測器の株式取得について
Denkeiは、各種電子機器開発を行う新栄電子計測器(神奈川県藤沢市。売上高2億7500万円、営業利益△2000万円、純資産3億4600万円)の全株式を取得し、子会社化することを決議いたしました。新栄電子計測器(以下、新栄電子といいます)は1978年に設立し、太陽光発電所の点検・維持管理に必要なメンテナンス機器や監視システムのほか、太陽光発電モニター、耐久試験機、バッテリーテスターなど多彩な計測機器を手がけております。
新栄電子の事業概要
新栄電子は、創業以来培ってきたノウハウを活かし、特に太陽光発電関連機器の開発・製造に注力してまいりました。近年では再生可能エネルギーへの関心が高まる中で、その技術力や製品ラインアップの需要が増加傾向にあります。
主力製品と特徴
- 太陽光発電関連のモニターや管理システム
- 耐久試験機や各種バッテリーテスター
- 幅広い計測機器のラインアップ
これらの製品は、品質向上と安定稼働の両面において、新栄電子の確かな技術力が活かされていることが特徴といえます。
Denkeiの狙いと背景
Denkeiは「技術商社」を旗印に掲げており、より多様な製品群を取り込むことで業容を拡大する方針を示してきました。今回の新栄電子の株式取得により、Denkeiは再生可能エネルギー分野を含む電子計測器事業のラインアップを強化できる見込みです。取得価額は非公表となっており、取得予定日は2020年1月16日としております。
今後の展望
Denkeiグループ入り後は、Denkeiが有するグローバルなネットワークや営業力を活かし、新栄電子の製品・サービスを国内外へさらに広く展開することが期待されます。新栄電子にとっても、海外市場への参入や製品開発のスピードアップなど、さまざまなシナジー効果が見込まれると考えられます。
株式会社M&A Doについて
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることを強みとしております。多様な業種・規模のM&Aを手掛け、最適なマッチングとスムーズな手続きをご提供いたします。M&Aをお考えの際は、ぜひご相談くださいませ。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。