DDホールディングスは、ハワイで飲食店を経営する子会社DDICの全株式を社長に譲渡し、海外飲食事業から撤退することを決定した。譲渡価格は約500万円で、コロナ禍による業績悪化が理由とされる。DDホールディングスは2011年にDDICを設立し、現地企業を取得して事業を展開していたが、業績が計画を下回り、コロナ禍で一段と悪化したため撤退を決めた。M&Aアドバイザーとしては、海外展開にはリスクがあることを念頭に置き、事前に十分なリサーチと分析を行うことが重要であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。