CYBERDYNEの米国子会社化について
CYBERDYNEは、米国での事業展開を強化するため、米国現地法人を通じて同国のリハビリテーション医療機関であるRISE Physical Therapy, Inc.の株式80%を取得し、子会社化する方針を決定しました。RISEはカリフォルニア州に16カ所の外来リハビリテーション拠点を持ち、身体機能の維持・向上を支援するための装着型サイボーグ「HAL」の全米導入の第一歩となることが期待されています。
取得の背景と目的
CYBERDYNEは、医療用HAL下肢タイプにおいて米国のFDA承認を2020年10月に取得し、さらに2021年8月には単関節タイプでもクラス1医療機器として登録を完了しました。これによって、脳神経系疾患や整形疾患など、より幅広い患者様へHALを活用した治療サービスを提供できる環境が整いつつあります。このような状況のもと、米国での事業を加速させるためには、現地でのリハビリテーション機関と連携しながらサービスを展開していくことが重要だと考えられています。
RISE Physical Therapy, Inc.とは
RISEはカリフォルニア州に拠点を置くリハビリテーション医療機関で、外来リハビリテーション施設を16カ所展開しています。2020年の売上高は約3億2100万円、営業利益は約7520万円、純資産は約6910万円です。CYBERDYNEはこのRISEの80%の株式を取得することで、HALを活用した新たなリハビリテーションサービスを米国全土に広める足がかりとする狙いがあります。取得価額は非公表で、取得完了は2021年11月末を予定しています。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかないことを特徴とし、売主様の譲渡後の資産最大化をサポートいたします。豊富な経験と知識をもとに、企業譲渡の過程で生じるさまざまな課題を解決し、円滑なM&Aを実現するお手伝いをさせていただきます。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。