Chatworkは、労務アウトソーシング業務を手がけるミナジンの全株式を取得し、子会社化することを決めた。これにより、人事労務領域を取り込み、提供サービスの拡大を図る。取得価額は6億1000万円で、取得予定日は2023年1月31日。子会社化後の3年間の業績達成度合いに応じて最大4億円の追加支払いが発生する契約となっている。
【M&Aアドバイザーのコメント】
Chatworkの今回のM&Aは、主力サービスの拡大に向けた戦略的な買収である。人事労務領域の取り込みにより、顧客企業の業務効率化やコスト削減につながると考えられる。また、追加支払いが発生する契約となっていることから、買収後の業績向上に向けた取り組みが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。