CDGは、販路開拓・営業支援サービスを手がける子会社のゴールドボンドの全株式を、CDG取締役でゴールドボンド社長を務める寺澤正文氏が全額出資で設立する会社に譲渡することを決定した。ゴールドボンドは地域の中小メーカーや地方自治体を対象に支援業務を手がけるが、CDGグループ全体として事業シナジーの発揮が不十分で業績も低迷していたため、寺澤氏からMBOの申し出があったことから譲渡を決めた。譲渡価額は1億円で、譲渡予定日は2019年2月28日となっている。
【M&Aアドバイザーのコメント】
今回の譲渡は、CDGグループ全体としての事業シナジーの不十分さや業績低迷を受けて、子会社の譲渡という形で経営の見直しを図ったものと考えられる。MBOの一環として行われたことから、寺澤氏がゴールドボンドの事業に強い信念を持っていることが伺える。今後は、寺澤氏が率いる新会社が、ゴールド
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。