CBグループマネジメントがカルタスをセンコーグループホールディングスへ譲渡
譲渡の概要
CBグループマネジメントは、家庭紙の卸売事業を手がける子会社のカルタス(東京都中央区。売上高162億円、経常利益△3億8800万円、純資産△1億4000万円)の全株式を、センコーグループホールディングスに譲渡することを決定いたしました。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2022年1月31日となっております。
家庭紙卸売業界の現状
家庭紙卸売業界では、人員不足や運搬費高騰、小売価格の低迷などの影響により収益確保が厳しい状況が続いております。こうした業界の構造的な課題から、CBグループマネジメントがカルタスの譲渡に踏み切ったものと考えられます。
譲渡先について
譲渡先であるセンコーグループホールディングスは、すでに家庭紙卸売業を担う子会社としてアスト(大阪市)やアズフィット(東京都中央区)を有しております。今回の譲受により、グループとして家庭紙卸売事業のさらなる強化が期待されます。
今後の展望
カルタスの事業譲渡は、共同配送の効率化や販売ルートの拡充など、センコーグループホールディングスと相乗効果を生む可能性があります。一方、CBグループマネジメントはコア事業への集中と財務体質の強化に注力する方針とみられます。
まとめ
家庭紙卸売業界が厳しい環境に直面するなか、今回の譲渡はCBグループマネジメント、カルタス、そしてセンコーグループホールディングスそれぞれにとって、一つの転機になることでしょう。事業継続と業界再編を見据えた取り組みとして、今後の展開に注目が集まります。
株式会社M&A Doのご紹介
M&Aの専門家として、株式会社M&A Doは売主様から手数料を一切いただかず、譲渡後の資産を最大化することを強みとしております。譲渡を検討されている企業様に対して、豊富な経験と知識を活かして最適なご提案を行い、事業の円滑な承継・売却をサポートいたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。