ASIAN STARによる中国現地子会社の譲渡事例

ASIAN STARは、中国でワンルームマンション賃貸事業を手がける現地子会社の上海陽光智寓公寓管理有限公司(上海市。売上高6930万円、営業利益△2330万円、純資産1710万円)など2社の全持ち分を、個人(王宜軍氏)に譲渡することを決定いたしました。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2021年12月20日となります。

譲渡対象となる子会社

今回譲渡されるのは、以下の2社です。いずれも上海エリアおよび蘇州エリアにおいてワンルームマンションへの改装を手がけ、若年層向けの賃貸サービスを提供しておりました。

  • 上海陽光智寓公寓管理有限公司(上海市)
  • 陽光智寓公寓(香港)管理有限公司(香港)

各社の事業概要

これらの企業は、中国の上海市と蘇州市において、中古のオフィスや工場などを長期契約で借り上げてワンルームマンションに改装し、主に若年層に向けて賃貸事業を展開しておりました。しかし最近の不動産価格上昇やリース契約更新時の改装工事にかかわる追加投資の必要性などにより、採算性が低下しておりました。

譲渡に至った背景

上海エリアの不動産価格が大きく上昇したことで、将来性のある中古物件の確保が難しくなり、管理戸数の伸び悩みが続いていました。また、リース契約の更新にあたっては改装工事による追加投資が不可欠となり、事業採算の悪化が避けられない状況となっていたことが譲渡の理由とされています。

今後の展望

今回の譲渡によって、ASIAN STARは中国におけるワンルームマンション賃貸事業から撤退する形となります。譲渡先の王宜軍氏は、自身のノウハウとネットワークを活かして事業の継続・強化を目指すことが予想されます。

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