ALSOKによるかんでんジョイライフ・かんでんライフサポートの子会社化について
ALSOKは、関西電力傘下で有料老人ホーム運営など介護事業を手がける「かんでんジョイライフ(大阪市。売上高47億8000万円、営業利益3700万円、純資産2億5500万円)」と「かんでんライフサポート(大阪府枚方市。売上高22億8000万円、営業利益△8600万円、純資産3億1900万円)」の2社の全株式を取得し、子会社化することを決定しました。取得価額は非公表、取得予定日は2022年6月22日です。
買収の背景と目的
ALSOKは、警備事業を中心とする企業としての強みを活かしながら、周辺分野への事業展開を進めております。介護事業には2012年に参入し、今回の2社の子会社化により介護領域の強化を狙っています。特に、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの特定施設を中心に高齢者施設・住宅を合計1200室以上運営する両社は、京都・大阪・兵庫・奈良の関西4府県でトップクラスのブランド力を誇ります。ALSOKはこれらの資源を活用し、更なる介護サービスの提供体制の充実を図る考えです。
かんでんジョイライフ・かんでんライフサポートの概要
- かんでんジョイライフ:2000年に関電グループの全額出資で設立
- かんでんライフサポート:2002年に関電グループの全額出資で設立
- いずれも有料老人ホームを中心とした介護事業を展開
- 関西4府県で高い知名度とブランド力を確立
ALSOKによる介護事業強化の今後の展望
ALSOKは、警備業の強みを活かしながら、周辺領域である介護事業のさらなる拡大を目指しています。今回の買収は、関西エリアを中心とした有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅の運営施設数を大幅に増やすことで、多様化する高齢者向けサービスの提供を強化するものと考えられます。安全管理や警備技術など、ALSOKが得意とする分野を組み合わせることで、新たな付加価値を創出できると期待されています。
今後の注目ポイント
- ALSOKの警備ノウハウを活かした介護施設の安全管理強化
- 介護事業を中心とした多角的なサービス展開
- 関西4府県を中心に高齢者施設運営を拡大する動向
株式会社M&A Doについて
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できる強みをもっております。大切な事業の譲渡に関わる皆様をサポートし、より良い未来へつなぐための全面的なバックアップを提供しています。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。