ALSOKによるインドネシア企業SOSの子会社化について
ALSOKはインドネシア現地法人を通じて、同国で人材派遣・警備事業を手がけるPT. Shield-On Service Tbk(以下、SOS)を子会社化することを決定いたしました。SOSはジャカルタに本社を置き、売上高142億円、営業利益3億7600万円、純資産19億7000万円を有する企業です。これを機に、ALSOKはこれまで主に日系企業向けに提供していた警備サービスを、幅広く現地企業にも展開することを狙いとしております。
SOSの事業内容と特徴
SOSは人材派遣と警備事業のほか、清掃や駐車場管理サービスを提供しており、この分野で唯一インドネシア証券取引所に上場している企業です。現地の大手財閥であるシナルマス・グループを大口顧客として抱えており、豊富な実績と信頼関係を強みに事業を展開しております。
ALSOKのこれまでのインドネシア事業
ALSOKは2013年にジャカルタに子会社ALSOKインドネシアを設立いたしました。さらに2016年には提携警備会社のPT. Barungu Aneka Sistem Sekuriti(現ALSOK BASSインドネシア)の株式49%を取得し、主に日系企業を中心としたサービスを提供してきました。今回のSOSの子会社化により、インドネシアでの事業領域が大きく拡大することが期待されています。
株式取得の経緯とスケジュール
ALSOKによるSOS株式の取得価額は非公表とされておりますが、2023年6~8月をめどに株式51.23%を取得する予定と報じられておりました。その後、予定通り株式取得が進められ、8月15日付で子会社化されています。
追加取得による持株比率の拡大
追記事項として、2023年12月18日に発表された情報によると、ALSOKはSOSの株式を追加取得し、最終的に持株比率を79.3%にまで引き上げました。これによりインドネシア市場におけるさらなる事業強化と安定的な事業運営を実現できる見込みです。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、M&A仲介を行う企業であり、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できる点が大きな強みです。M&Aに関するさまざまなサポートを行い、経営者様の想いやご要望に寄り添いながらスムーズな事業承継や譲渡を実現いたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。