AGC、北米建築用ガラス事業を米カーディナル社に売却
AGCは15日、北米建築用ガラス事業を住宅向け窓・ドア用ガラスメーカーである米カーディナル(ミネソタ州)に4億5000万ドル(約495億円)で売却すると発表しました。7月中に売却が完了する見通しであり、資産効率の改善を目的とした取り組みの一環です。
北米建築用ガラス事業について
AGCは1988年にAFGインダストリーズ(1992年に子会社化、現AGC Flat Glass North America)に資本参加したことに伴い、北米での建築用ガラス事業に参入しました。しかし、近年は収益力の立て直しが課題となっていました。
直近業績としては、売上高281億円、営業利益11億円を計上しています。テネシー州、カンザス州、バージニア州に製造拠点を持ち、全体として約250億円の譲渡益を見込むとのことです。
譲渡完了の進捗
追記事項として、2021年8月3日にAGCが、予定通り8月2日(米国時間)に譲渡が完了したと発表しました。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることが強みのM&Aコンサルティング会社です。M&Aの実行からその後の資産管理まで、実績豊富な専門家チームがきめ細やかなサポートを提供しております。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。