ADEKAは日本農薬を連結子会社化することを発表し、所有割合を51％に引き上げる。TOBと第三者割当増資を通じて実施し、TOBの買付価格は1株900円で、買付代金は約108億5000万円。ADEKAはライフサインエス分野をターゲットの一つとしており、日本農薬は旭電化工業の農薬部門を母体として設立された会社である。M&Aアドバイザーとしては、ADEKAがライフサインエス分野に注力する戦略に合致する動きであると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。