飯田グループホールディングスは、ロシア最大級の林産企業を傘下に置く持ち株会社の株式75%を取得し、子会社化することを発表した。取得価額は約600億円で、木材の安定的な調達体制を確立し、戸建分譲事業の競争力向上につなげる狙いがある。M&Aアドバイザーとしては、飯田グループが木材の調達において安定性を確保することで、業界の需給ひっ迫や市況変動に影響されることなく、安定的な事業展開が可能になると評価できる。また、木材加工ノウハウの移転による建材事業の高付加価値化も期待できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。