近鉄グループホールディングスが、近鉄エクスプレスの完全子会社化を目的にTOBを実施することを発表した。買付代金は最大1680億円で、買付価格は1株につき4175円。買付予定数は4024万1756株で、買付期間は5月16日~7月5日。近鉄エクスプレスはTOBに賛同している。M&Aアドバイザーとしては、近鉄グループが経営資源の最適配分を行うために、近鉄エクスプレスの完全子会社化を進めることは合理的な判断であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。