資生堂は、ヘアサロン向けの業務用ヘアケア剤などのプロフェッショナル事業をドイツのヘンケルに123億円で譲渡することを発表した。譲渡予定日は2022年7月1日で、譲渡するのは日本国内の関連資産を承継する資生堂プロフェッショナルの株式80%。ヘンケルは、ヘアサロン・一般消費者向けヘア領域に強みを持つビューティーケア事業を欧米を中心に手がけており、日本・アジアで確立したブランドを持つ資生堂の事業を取り込むことでグローバル展開を加速する。M&Aアドバイザーとしては、資生堂が成長分野であるスキンケア分野に経営資源を集中させるため、事業構成の再構築を進める戦略に沿った譲渡となっている。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。