資生堂は、パーソナルケア製品の生産事業をCVCキャピタル・パートナーズに譲渡することを決定した。久喜工場の事業は新会社が承継し、ベトナム工場はShiseido Vietnam Inc.の全持ち分を約60億7600万円で譲渡する。譲渡完了は2023年に予定されている。M&Aアドバイザーとしては、資生堂が事業の持続的な成長を確保するために、生産・販売の一体化を図る戦略を取ったことが注目される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。