表示灯が、西菱電機から発券機システム事業を取得することを決めた。取得価格は非公表で、取得予定日は2023年4月1日。西菱電機は発券機システムに関して収益性が悪化し、赤字から脱却する見通しが立たない状況にあったため、撤退した。表示灯は、この事業を活用した広告モニター付き番号案内機器設置事業を手がけ、自治体や駅など公共施設向け広告事業の拡大につなげる狙いがある。M&Aアドバイザーとしては、表示灯が公共施設向け広告事業の拡大に向けて、戦略的な買収を行ったと評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。