粧美堂は、台湾子会社の台灣妝美堂股份有限公司の全株式を昕琦科技股份有限公司に1億1700万円で譲渡することを決めた。台湾での価格競争や新型コロナウイルスの影響で業績回復が見込めないと判断したため。譲渡予定日は2021年4月30日。M&Aアドバイザーとしては、粧美堂が業績回復の見込みがないと判断し、早期に譲渡を決断したことは、経営判断として妥当であると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。