ササクラは、MBOにより株式を非公開化することを発表した。笹興がTOBを行い、ササクラ株の59.6%を取得する。買付代金は最大50億7318万円で、買付予定数は123万7361株。買付期間は11月11日~12月26日で、決済の開始日は2023年1月4日。ササクラは、中長期的な視点で事業・組織構造の改革を推し進めるため、所有と経営を一体化させることが望ましいと判断した。M&Aアドバイザーとしては、ササクラの経営陣が自社株式を買い戻すことで、経営の自由度が高まると考えられる。また、非公開化により、株主に対する責任をより一層強化することができると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。