第一生命ホールディングスが、米生保子会社を通じて、米生保グレートウェストが保有する個人保険と年金の既存契約を再保険形式により約1300億円で買収することを発表した。買収する契約件数は約24万件で、保険契約自体はグレートウェストに残るが、プロテクティブは契約者が支払う保険料を再保険料として受け取る。買収は2019年6月中に完了する予定。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:第一生命ホールディングスのこの買収は、グレートウェストの既存契約を再保険形式により買収することで、保険市場における競争力を強化することを狙っていると考えられる。また、グレートウェストは個人保険と年金の分野で強みを持っており、この買収により、第一生命ホールディングスは事業拡大につながる可能性がある。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。