積水化成品工業は、ドイツの自動車部材メーカーProseatグループの株式75%を取得し、子会社化することを決定した。Proseatグループは欧州6カ国に製造拠点を持ち、自動車部材を供給する独立系メーカーである。積水化成品は、自動車部材に関して「ピオセラン」を展開しており、Proseatグループを傘下に取り込むことで、欧州での拡販スピードを加速させることができる。取得価額は約45億円で、取得予定日は2019年3月中。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:積水化成品工業は、自動車部材に関する技術力を持ち、Proseatグループの取得により、欧州市場での事業拡大を目指すことができる。また、販売網の相互活用により、両社のシナジー効果を高めることができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。