稲畑産業が大五通商の株式56.7%を追加取得し、子会社化することを決めた。大五通商は食品包装資材や農水産品加工品の製造部門を持ち、ウナギ加工品のEC販売が伸びている。取得価額は非公表で、取得予定日は2023年2月28日。この買収は稲畑産業の食品ビジネスの収益拡大の一環となる。M&Aアドバイザーとしては、稲畑産業が食品ビジネスの強化を図るために、大五通商の製造部門を取得することで、生産力の強化や商品ラインナップの拡充を目指す戦略的な買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。