神栄は、農業事業子会社の神栄アグリテックの全株式をH.A.S.E.に譲渡することを決めた。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2021年8月2日。神栄は株式譲渡に合わせ、神栄アグリテックに対する貸付金2億4100万円の債権を放棄する。神栄は、食品関連やその他事業との相乗効果や収益力が十分に見込めないと判断したため、農業事業から撤退することになった。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:神栄の農業事業からの撤退は、同社の経営戦略に基づくものであると考えられる。今後は、食品関連やその他事業に注力し、収益力の向上を図ることが期待される。一方で、H.A.S.E.にとっては、神栄アグリテックの買収により、事業拡大や収益力の向上が見込まれる。両社にとって、今後の展開が注目される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。