神戸製鋼所は、傘下の神鋼建材工業と日鉄建材の道路関連事業を統合することで基本合意したと発表した。統合新会社は「日鉄神鋼建材」とし、日鉄建材が65%、神鋼が35%を出資する。統合期日は11月1日に決定されたが、競争法上の承認手続きが完了していないため、12月1日に変更された。道路関連事業を取り巻く環境の悪化に対応し、競争力を強化することが狙いである。M&Aアドバイザーとしては、競争法上の承認手続きが完了するまで、統合期日の変更は避けられない状況であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。